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ろじかりずむ

好きなんだから仕方ない

16年目の貴方へ

NEWS
加藤シゲアキさん、事務所入所16周年おめでとうございます。
この16年、嬉しいことや楽しいことだけでなく、想像を絶するような辛いこと、悲しいこと、苦しいこと、色々あったでしょうが、今なお「ジャニーズ事務所」の「アイドル」として存在し、輝き続けてくれてありがとうございます。私が貴方を「担当」と定義してからまだ2回目のこの日だけれど、この先ずっと末長くお祝い出来たなら嬉しく思います。
 
 先日、2011年11月号の「MYOJO」を運良く入手することが出来、加藤さんの10000字インタビューを読むことが出来ました。折角なので、この良き日に感想を記しておきたいと思います。

 

小さい頃は寂しがり屋で、人から嫌われる事を恐れていた加藤さん。

嫌われることの恐怖心がすごくあったうえに、同時に弱者になる恐怖心はもっとあって。

この気持ち、痛いほどよくわかる。周りから嫌われる事も怖いけれど、弱者になることはとてつもなく深い谷底に落とされたかのように救いがなく、抜け出す方法すらわからない。建前上っていうか本当は弱者なんか作っちゃいけないんだけど、それでも心の奥では弱者になることを恐れない人は居ない。私自身、幼少期、物凄く虚勢を張ってたし生意気で子供ながらに恐ろしくマセていて、所謂「ナメられないこと」「馬鹿にされないこと」ばかりを気にして過ごしていた。我ながら笑ってしまうほどクソガキだったわけだが、そうしていないと生きていけない、そんな狭い世界で必死でもがいていた。だからこそ、「いじめられっ子になりたくない一心で気づいたらいじめっ子になってた」当時の加藤さんの気持ちに物凄く共感出来るし「(それに気づき)すごくショックだった」ことも首がもげるくらい頷けるのだ。

ただ、ある程度の年齢になってから、そしてこうして人前に出る仕事をしながら、こうして振り返ることが出来る加藤さんはとても強い人だなぁ、と思った。「本当の自分を赤裸々に語る」という企画とはいえ、たかがドル誌のインタビューだ。自分にとってマイナスになることや辛い過去は、いくらでも逃げることも隠すことも出来るのに。そうしたあまり綺麗でない自分を誤魔化さずに振り返ることが出来る人は本当に強いと思う。

 

そして少年は母親に勧められるがまま、「やれたらいいな〜」くらいのなんとなくの気持ちでジャニーズ事務所に入所することになる。それが16年前の今日、1999年4月18日。彼の礎となる大切な日。この日、ジャニーさんが彼を気に入らなかったら、今のNEWSは無いわけで。本当にありがとうございます。

加藤さんが語る「エリート」というのは、色々な媒体でよく見たり聞いたりしたのでもう耳ダコなのだが、「1ヶ月後に沖縄、3ヶ月後にはハワイ、半年後にはマイク」・・・ここまでだったとは・・。そういえば嵐の「A•RA•SHI」のPVにも出てたっけ。嵐CDデビューが1999年11月だから、入所して約半年で先輩のバックでPV、凄すぎる。想像を絶するエリートっぷりである。増田さんも驚いた中学受験休み、それでも仕事は尽きないし、かの有名なハセケンで一世を風靡するし、人気Jrユニのセンターだし、そりゃ天狗にもなるでしょう。ならない方が無理って話だ。

こうして少年は経歴に実力が追いついてないなどと葛藤を抱きながらも、ジャニーズ事務所の甘ーーーい甘い蜜だけを思う存分余すとこ無く吸わされ、万を辞してのデビュー!と思いきや、いきなりの急降下。大富豪から一気に大貧民へなるが如くの大転落。

デビュー出来ることが嬉しくて、未来が輝いて見えた。だけど、輝いていたのは、未来じゃなくて俺以外のメンバーだった。

みんなそれぞれの色を持った他のメンバーたちの輝きが眩しすぎて、自分の存在意義が見出せず悩む加藤さん。

俺がいなければもっとNEWSは上にいけるはず

読んでて凄く切なくなった。周りの8人も物凄く輝いてることは今なお、当時を知らない私でさえも知ってる活躍っぷりだけど、それでもここまで感じていたのか、と知るのは辛い。

そして悩み抜いた結果、

最後に自分の気持ちにも耳を傾けてみたんです。“俺はなんでここまでやってきたんだ?”って、ヘタだ、いらねーって思われながらも、なんで続けてきたんだって。
“俺はここにいたいんだ”って。“好きだからここに立ってるんだ”って。誰の意思でもない。自分自身がやりたいからやってたんだって

どんなに腐ってもこういう結論に辿り着けるのは素敵だなぁと思います。普通だったら諦めちゃうと思う。見習いたいなぁ。

 

そして活動休止などを経て、仕事に対して一生懸命努力するんだけど、個人の仕事がなくなっていく加藤さん。仕事を貰いに、事務所に相談に行くも「自分の魅力って何?」と。きっつい!!この一言超キツい。らじらーの時も書いたけどこんなにグサっとくること言われてもなお腐らずにいられた加藤さん凄いな、って思います。

 

この記事を読んで、「この人はとても人間臭いなぁ」と感じた。アイドルって、別に建前100%「みんなの笑顔があれば仕事なくてもハッピー✩」「⚪︎⚪︎(メンバー)月9ほんとおめでとう(≧∇≦)僕も頑張らなくちゃ><><」みたいなのでも全然成立する仕事である。むしろそっちの方が愛されたり、少なくとも嫌われるリスクは格段に少なくなる。

だけど、それってなんかつまらない。アイドルだって人間なのである。全部綺麗な部分だけみたいなら私はこの仕事に夢を見ない。だからこそ、汚い部分や醜い部分、嫉妬、挫折をきちんと話してくれる加藤さんの「人間臭さ」だったり、熱量がとても味があって面白く惹かれるのだと思う。

 

あと、この頃の彼と、2015年今現在の彼がいい意味で変わったな、と感じた。ルーツとか根本的な部分は変わってないけど、なんというか、自分自身に自信を持った、というか。あの頃の驕りや虚勢ではなく、本当に自分のことを好きになれたのだなぁ、と。彼はいつだって素敵な人だけど、ここ最近の彼は以前に増して本当に輝いていて素敵だなぁと思う。

 

この記事を読んで、加藤さんのことがもっと好きになりました。16年目の加藤さんのご活躍楽しみにしております。

 

すべてのjr.にとって、デビューは夢。その夢を順風に後押しされてかなえた彼は、突如として逆風に襲われ、何度も心が折られそうになった。それでも自分の居場所に立ち続ける。風は絶対に変わると知ってるから。