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ろじかりずむ

好きなんだから仕方ない

あなたのことが好きだから

ここ数年、年末が近づくと赤いスカートを買うのが私の恒例になっています。それも、ワンポイントで赤とかじゃ無くて一面真っ赤なスカート。1年目は母親に買い与えられて、2年目は自分からねだって。3年目は確か誕生日プレゼントだったっけ。それ以降は毎年下半期になると小遣いを貯めて、通販サイトや近所のショッピングモールに入ってるブランドのサイトの冬物で好きなものを選んで。
別に赤なんて特別好きな色じゃありません。毎年買っても片手で数えられる程度しか履きません。明るくリーダー性に溢れ気高い「赤」という色は、地味で顔も美しくない私には不相応なうえに、「あの子、かわいくないのに赤なんて履いて」と後ろ指を指されている気分になって酷く自分を惨めな気分にさせます。
それでも、私は毎年赤いスカートを買って歩くのです。それがあなたの色だから。あなたに逢いに行くために。逢えない年も側にいて欲しいという願いを込めて。

今年もまた赤いスカートを買いました。ちょっと大人っぽく、ワインレッドとボルドーの間といいますか、深い深いとても美しい赤です。
「あなたにふさわしい気高い赤が見つかった」って凄く凄く嬉しくて、あなたに逢える日をとても楽しみにしていました。

あなたは今日もかっこよかったんです。そりゃそうだ、あなたがカッコ良くないことなんて無いんだもの。私、昔から男を見る目だけはあるんです。あなたはいつだってかっこいい。顔や姿やダンスはもちろんだけど、信念を貫くあなたはとてもかっこいい。あなたはやっぱりかっこいいんです。あなたのことを馬鹿にする人はいっぱいいますがそんな人たちのことを私はいつも「見る目が無いなぁ」なんて思っています。
いつもかっこいいあなただけど、今日は格段に、今まで見てきた中で一番の時に匹敵するんじゃ無いかってくらいかっこよくて素敵で魅力的な男性でした。
私が信じる櫻井翔さんは私のことを絶対に裏切らないのです。


12月23日の「Japonism」は素晴らしい公演でした。嵐はやっぱり最高のエンターテイメント集団であり、国民的アイドルの名に相応しい人たちの集まりなのです。
「Japonism」「原点回帰」をテーマにしたコンサートは一貫してテーマを守りつつも、メンバー各々が新しい挑戦をしていたり、定番曲も「こう来るか!」とアッと驚くようなアレンジがされていて一瞬の隙も乱れも無く、無線制御されたペンライト(フリフラ)によって会場全体をステージであり演出の一部にしてしまう発想力含め「完璧」と言っても過言じゃないくらい完成度が高いショーエンタテインメントであり、芸術作品でした。やっぱり嵐のコンサートは楽しい上にクオリティが高いからみんな嵐が大好きなのです。嵐のこと詳しくない人が見ても絶対楽しい!あと3日しかないけどチケット見つかるなら入って欲しい!(楽しすぎて人気が出すぎて会員すらなかなか当たらないという恐ろしいプラチナチケットである、という前提付きですが)
本当に楽しかった。詳しいことは書かないけど、一瞬一瞬が緻密に計算され尽くしてて、千疋屋の高級なフルーツタルトを食べている気分になりました。一個丸ごと食べたこと無いけど。

嵐はいつまでも進化し続けるグループなのだなぁ、と改めて実感しました。いくら周りから讃え崇められようと彼らの目指す「トップになろうって夢絶対叶えようね」はもっと先なんだなぁって。数字では既にもう面白いくらい何でもトップだけれど*1、彼らの目指す頂点は揺るぎない向上と徹底的な完成、追い求めてもキリが無いくらい最高級エンターテイメント。そんな彼らだからこそ私は嵐が好きなのです。


それでも「今、私なにやってんだろ」と我に帰る瞬間がありました。おかしいなぁ、油断も隙も与えない最高のエンターテイメントなのに。C&Rはちゃんとやってる。公演だってちゃんと見てる。だけど、何だか自分ひとりだけ外野にいるような気分になりました。場所の話じゃなくて、立場の話です。嵐のコンサートに来た嵐担である「当事者」のはずなのに、何だか一人だけ俯瞰して外から見ているような。コンサートに参加しに来たのに、隣の座席も目の前の嵐も全部全部映像にしか見えなくて。楽しい!楽しいけど私だけ取り残された気分。
おかしいなぁ、嵐は全員参加型で5万5000人全員を幸せにしてくれるアイドルなのに。
そこから凄くもやもやとした気分になりました。楽しかった!楽しかったよ!何ならSUNRISE日本とか周りみんなぽかーんとしてるけどひとりで「言えるように言えるようにっ!」とかやったしね!(勝手にやったんじゃなくて元からあるC&Rだよ)楽しかったけど、100%楽しくはなかった。モヤモヤの方が大きい時間の方が多かった。

何でだろうなぁ、ってずっと考えてました。何でかなぁ、しばらく見ないうちにみんなが言うように嵐は変わってしまったのかなぁ。


そして気づいたのです。嵐じゃなくて私がもう好きになったあの頃とは違うことに。


そもそも、公演前からおかしかったんです。数年前は指折り数えて、その日が来るまで楽しみに楽しみに生きて、何なら緊張のしすぎで前日に毎回お腹を壊すような少女だったはずなのに、一週間前に「あー、来週そういやジャポニズムか」ってなんとなく思い出して気づいたこと。うちわのデザインを当選前から考えるような少女だったのに、文字版を作ることを億劫に感じ、業者に文字を頼んだこと。毎回公演前日は早寝してたのに、夜更かししてラジオを聴いた上に興奮してなかなか寝付かなかったこと。公演前ずっと関係者席を探していたこと。嵐のコンサートに来たはずなのに、開演前ずっと違う人の話をしていたこと。コンサートOPのアニメーションを見て真っ先に「嵐かっこいい!」ではなく、「このOP映像、加藤さん好きそう」と感じたこと。

思えば、ここ数年、ずっと惰性で「櫻井担」をやっていたような気がします。コンサートDVDもCDのPVも買うけれどいつから見てないかわからないくらい再生してない。レギュラー番組は全部毎週録画だけれどほとんど見ていない。この前久しぶりに「嵐にしやがれ」をリアルタイム視聴しましたが、翔さんではなくゲスト目当てでした。
気づかないうちに翔さんのことを考えている時間より加藤さんのことを考えてる時間が長くなっていて。そういえば、今のTwitter垢を作ったのも、嵐・櫻井担として作成し、嵐を好きな人だけしかFFにいない世界に息苦しさを感じ、いっそ垢を分けて加藤さんのお話がしたい、と考えたのが始まりでした。サブ垢のはずがいつのまにか本垢になってた。一位タイのはずがいつのまにか単独首位に立ってた。
「私が翔さんのこと好きなのは当たり前」「櫻井担でなければ私ではない」そんな自らの内部の固定概念に縛られていただけで、本当はもうとっくに気付いていたはずなのに。

私の一番はとっくに翔さんでも嵐でも無くなっていた、ということです。
ずっとずっと意地で「翔さんのことが世界で一番」「私には世界一が2人いるの」って言い続けてきたし自分自身を騙し続けていたけれど、やっと、気づきました。
翔さんのことは一目惚れしたあの日からずっとずっと今も変わらず大好きです。それでも、一番では無くなってしまった。


私は一番好きで一番応援したい人、「この人のことならば全てをかけてでも愛せる」と自信を持って言える人のことを担当と呼びます。
だから、12月23日をもって櫻井翔さんの担当を名乗ることを辞めることにしました。
好きだからこそ、生半可な気持ちで「担当」を名乗りたくない。生半可な気持ちであなたと向き合うことを私はあなたにとって侮辱と感じるから、中途半端なままなら担当を名乗ることはしたくありません。

この1年は私にとって7年間の櫻井担人生最後の餞のような1年でした。
大好きな櫻井さんと大好きな加藤さんが11回も共演して、2回もプライベートでお食事して、ついでにお互いがお互いのコンサートに行きあっていて、偶然にもその両方の公演の同じ日に私も東京ドームにいて。その度に、よく周りに「世界がろじこちゃんに最適化してる」なんて言われたものです。
偶然かな、たまたま今年多いだけかな。

今日だって、いつもそんなに2人で何かするイメージがないけど大好きなやまたろコンビ*2が仲良しだったし、櫻井さんの立ち位置が珍しく私の席の近くだったり。
偶然かな、偶然にしては出来過ぎているような。

今日、ずっと「加藤さんもこの会場にいる」ってなんの根拠も無いのに確信していました。なんでかわからないけど居る気がして気が気じゃなかった。そもそも公演中にそんな確信してそわそわできるほど公演に集中できてない証拠なのですが。観覧席は真逆サイドだったようなので、もちろん見えなかったし、公演終わってから「本当に居たんだ」なんて知ったけれど。
偶然にしては出来すぎていて怖い話。
ずっと自分の気持ちを騙し騙し櫻井担を続けてきた私への最後のダメ押しでした。

ああ!いっそ加藤さんが今日じゃなくて違う日に入ってたらここまで実感しなかったのに!!!なんで今日いるのよ!櫻井担を名乗れるほどの熱量がないことも加藤さんのことを予想以上に好きになってしまったことも私の思い込みだと思わせてよ!

ああ!!悔しいなあ!!!好きなんだよ!翔さんのことがすごい!すごい好きなんだよ!!今日だってすごいかっこよかった!!終わった後のTwitterは翔さんのかっこいいところばっかり絶賛する文字を残したかった!!ただ、自分の気持ちに嘘をつくのがそろそろしんどく感じてきました。

そもそも「担降り」「担降りブログ」がナンセンスで下品でくだらなくて大嫌いだった私がなんでこんな文章書いてるんだ!?死んでもこれを「担降り」とは言わないけれど、最低なあの人たちと一緒、それ以上のクズじゃないか!!担降りした自分かっこいいって思ってる人たちが世界で一番大嫌いなのに!!!!
クズ!下品!!大嫌い!!!!

それでも、私は誠実なあなたには私も誠実に向き合う義務があると思っているので、どんなにクズで下品で自分のことが大嫌いでも、彼に誠実であるために今回の決断を致しました。
大好きだからこそ、「担当」ではなく「一ファン」としてあなたを応援することにします。
別に私一人が担当やめたって彼は痛くもかゆくも無いだろうけど、私自身のけじめとしてお許しください。

シングルはたぶん買う。義務感を感じて毎週録画していたけど1年分くらい溜めてるレギュラー番組の録画はやめる。雑誌も「担当である」という義務感から買うことがあったけど欲しいもの以外は買わない。翔さんと加藤さんの共演はこれからもずっと見たいからTv局の皆様には本当に頑張って欲しい。来年のコンサートは行くかわからないけど、嵐のコンサートが好きだからたぶん申し込んじゃうんだろうなぁ。でも、もう赤いスカートは履かない。

あなたのことが好きだから、私はあなたの担当を名乗ることはやめました。
あなたのことはずっとずっと好きでいますが、好きだからこそ誠実に向き合うべきだと思いました。
ずっとかっこいいあなたがいつまでも大好きです。
あの頃のような熱狂的な愛し方はもう出来ないけれど、一ファンとして末長くあなたの御活躍を心待ちにしております。

*1:今日もMC内で「年間オリコンアルバム売り上げランキング 1位」の報告がありました。本当に本当に素敵です。おめでとうございます

*2:櫻井さんと二宮さん。私は「磁石」って呼んでるけどね