ろじかりずむ

好きなんだから仕方ない

かんかん橋を渡った


この世には2種類の人間がいる。かんかん橋を渡った人間。そして、かんかん橋を渡っていない人間だ。

私は渡った。渡らざるを得なかった。そしてその先に見える景色はどこか輝いて見えた。


きっかけはこんな何気ない呟きだった。

友人はそんなに多い方ではない、と思う。その数少ない友人(フォロワー)がこぞって「かんかん橋を渡って」という漫画の話をずっとしている。そのせいか、私がつい興味を持って検索したせいかTwitteramazonの広告、至る所で「かんかん橋」のプロモーションが出るようになった。うぜえ。
現にこのツイートにも「今すぐ読め」「Kidleに登録しろ」といった脅迫めいたリプライが秒でついた。怖いね!
読んでもいない漫画を「ウザい」の一言で片付けるのは些か勿体無い。それに聞くところによると、「嫁姑の戦いに見せかけたマッドマックス」「いやいやハイ&ローだろう」なんて会話が飛び交っている。嫁がマックスで姑がイモータンジョー?そんな物騒な話があってたまるか。もっと平和に生きてくれ。


そう思っていた時期が私にもありました。


いいですか??????コレはただの犬も食わないようなつまんない嫁姑バトルではありません。努力!友情!勝利三拍子揃った少年漫画です。


(※ここから先はなるべくネタバレなしで進みますが、少しでも情報を入れずに読みたい人はブラウザバックして今すぐKidle会員になってください)

そもそも「かんかん橋」とは何か。
「かんかん橋」とは作中に登場する川東(かわっと)川南(かわなみ)を結ぶ橋のことで、川東から川南に行くにはこの「かんかん橋」を渡らないといけません。
この物語は主人公「萌」が歴史も浅いどこか下町風情のある川南から、古くから栄え歴史のある川東に嫁いでくるところから始まります。

嫁VS姑!川東一の「おこんじょう」と壮絶バトル!

一見穏やかで優しい姑「不二子」。なぜか萌が炊くお米だけパサパサになってしまったり、家事に失敗してもちっとも文句を言わない。
でも、少しだけ気になるの。お義母さん、いつもご飯をよそう時、私のお茶碗の縁でしゃもじについたご飯を刮いでるのーーーー。

そしてある日、萌は聞かされるのだ。
不二子は「川東イチのおこんじょう」である、と。
おこんじょうとは川東の言葉で「意地悪」という意味。

そんな!優しいお義母様に限ってそんなこと有り得ないわ!!なんて失礼なの!お米は私の茶碗でそぐけど意地悪だなんて!失礼よ!と一度は怒る萌。
しかし、彼女は知ってしまうのだ。不二子の正体をーーーー。

嫁姑番付

ついに正体を現した不二子にもめげずに気丈に振る舞う萌。そんな彼女の前に見知らぬ女が現れ、突然こう告げる。

「あなた、今4位よ。」

なんのことやらわからない萌。もちろん心当たりもない。

「嫁姑番付よ」

嫁姑番付.......?さあさあ、ここら辺から雲行きが怪しくなってきますね!
嫁姑番付ってなんだよ!?勝手にランキング付けてるんじゃねえよ!?

なんでも川東の姑は嫁いびりが激しいらしく、その中でも特に意地悪で理不尽な姑を抱える家から順に「嫁姑番付」という番付が付けられているらしい。
川東いちのおこんじょう・不二子を姑に持つ萌さえも「4位」だ。
どんな曲者揃いなのだろうーーー?(というのは御自身で読んで確かめてください)

川東で暮らすうちに、嫁姑番付に名を連ねる嫁たちと出会う萌。彼女たちと出会い、事情を知るたびに「なんとかしたい!」と思い、持ち前の行動力と機転、勝気な態度で様々なとんちを聞かせて、彼女たちを救い出し、どんどん仲間を増やしていく。

ここね、完全に週刊少年ジャンプなんですよ。姑という敵を倒すために努力する。姑や様々な問題に勝利する。初めは萌のことを疎んでいたり親しくなかった嫁たちも萌との友情、絆が芽生える。

この作品には嫁姑ものでありがちなママ友同士・嫁同士のマウンティングや陰湿な争いは発生しません。全10巻一貫してわかりやすく「嫁VS姑」という対立構造をベースに描かれているからわかりやすい、そして読んでいて気持ちがいい!
滅却師と戦ってるのに、そこにいきなり何の脈絡もない藍染が邪魔してきたりしないんですよ。終始、一護の敵はユーハバッハだし、嫁の敵は嫁ではなく姑!わかりやすい!


立ち向かうは番付一位。萌たちは番付一位の姑「ご新造様」に勝つことが出来るのか、「ご新造様」ってそもそもなんなのか、そしてその先に見えてくるものとはーーー??

少年漫画的なアツイ関係性「萌鮎」

一個言っていい?いわゆる"まどほむ"が好きな人は「かんかん橋」絶対好きです。マスト。
あとはプリキュアでいうところのピンク(主人公)と紫(赤なことも多い)の組み合わせが好きな人もたぶん好き。

いいですか?「萌鮎」です。今年の下半期は絶対に「萌鮎」が流行ります。

べ、べっつに腐った意味じゃないんだからね!私は!友情とかシンメトリーの話をしてるんだ!!鮎には黄色い軽トラに乗った旦那がいるし、萌には今作で1番のスパダリ早菜男がいます。愛とか恋とかじゃないから!わかる??????「親友」と書いて「マブ」と読みます。鮎がそう言ってた。「マブ」だから。「マブダチ」だから。あくまで不倫とか昼顔とかそういう風に繋げないで!よ!ってこんなに熱弁してる私が一番気持ち悪いのは書くまでもないですね。


嫁姑番付7位「那村 鮎」。

初登場はこんな風にめちゃくちゃ愛想が悪いし、萌への当たりも強い。


その鮎が!
心を開くと!!
こんなに!!!!
可愛いんです!!!!


大型犬かよ........
マスクない方がかわいいよ鮎ちゃん;;;;;;;;;;;;;;;;;



まぶ マブ 親友

MABU


松岡昌宏MABO


とりあえずこのカッコいい立ち絵まででも騙されたと思って読んでください。



*不二子の本当の目的は?川東に隠された秘密とは?衝撃のラスト!

それ以外の要素が強すぎて若干印象が薄くなってきたのでは?と不安ですが、この漫画の主旨は一貫して「おこんじょうな姑・不二子と勝気な嫁・萌」のバトル。
不二子はなぜ、おこんじょうと呼ばれるようになったのか?そして、何故萌をいじめるのか?

この作品を読み終えたら絶対に貴方は不二子のことが好きになる。不二子姐さん......!


言いたいことはいっぱいあるのですがこれ以上はネタバレだから言えません。残念だ!いま!この!ブログを読んでいる誰かがかんかん橋を読んでくれたらこの感覚が共有できるのに!!この感動を!共有したい!!とにかく!読んで!!!!!んでブログ書いて!!!!!それを!私が!読み!ます!

正直電子書籍によくある1話試し読み、「かんかん橋をわたって」に関していうと1話のみを公開していることでめちゃくちゃ損してると思うんです。だって、1話だけ読むとただただ不二子が性格悪いなー、萌が可哀想だなーーって印象しか受けないし。ハイロー展開は3話、マッドマックスは6巻からです。1話に騙されないで。根気強く、その日を待ってください。本番は3話から、いいですね?




絵柄が古いとか嫁姑バトルは飽きたとか不二子の目が怖いとかそんな理由で読まず嫌いはもったいない!!!
いいですか?これは「少年漫画」です。萌の戦いに掌を握りしめ、理不尽な姑に共に怒り、嫁達とまるで同化したかのように彼女達に声援を送り、熱い涙を流しましょう。

「かんかん橋を渡って」を読むと不思議と忘れかけていた「少年の心」が見えてきます。萌のように前向きに、不二子のように強くなれた気がする。


橋の先で待っています。


今ならKindle読み放題対象な上にKindle30日間無料なんだってーー!わーー!すごーい!いつでもどこでも「かんかん橋を渡って」が読めちゃうね!!!ファビュラス!